ミッション・レター 地域社会における正義、慈愛、謙遜の追求

日本で奉仕する伝道協力者トーマス・ゲッツからの手紙

2024 年秋

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親愛なる友人の皆様、そして宣教のパートナーの皆様、

皆様に平和と恵みのご挨拶を申し上げます。

札幌にある日本基督教団北光教会

この季節に私たちの使命と召命について考えるとき、私は預言者ミカの深遠で時代を超越した言葉に引き寄せられます。そして、主はあなたに何を求めておられるのか。主はあなたがたに何を求めておられるのか。正しく行い、あわれみを愛し、あなたがたの神と謙虚に歩むこと」(ミカ書6章8節)。この聖句は、私たちクリスチャンの使命の核心を要約したものであり、正義を追求し、憐れみを施し、神と互いの前で謙遜に生きるという神の使命を思い起こさせる。

この聖句を踏まえて、私たちのコミュニティで今度起こる出来事の意味を皆さんと分かち合いたいと思います。2024年9月1日、私たちは札幌に集まり、「9月1日を忘れない」と題した重要なイベントを開催します!- 平和と共生を考える札幌の集い “である。この集会は単なる記念行事ではなく、歴史の教訓と今日の世界における平和と和解の緊急の必要性に根ざした行動への呼びかけである。

9月1日という日付には、深い歴史的意義がある。1923年の関東大震災の記念日であり、この自然災害はたちまち人災へと姿を変えた。震災後の混乱の中で、風評被害や誤った情報が広まり、多くの朝鮮人、中国人、障害を持つ日本人が虐殺された。これらの残虐行為は、恐怖と偏見に駆られた一般市民によるものであり、正義と慈悲が放棄されたとき、社会がいかに急速に崩壊するかを思い知らされるものである。

札幌での集会は、この悲劇に苦しみ亡くなった人々を追悼する機会であると同時に、このような惨劇が二度と起こらないようにするために、私たち地域社会が何をなすべきかを考える機会でもある。分裂と敵意がたびたび台頭しているように見える世界において、私たちの使命は、正義、慈悲、謙虚さの価値を体現し、すべての人々の平和と共存を提唱することです。

私たちは集い、これらの問題に対する理解を深め、連帯の精神を育むためのプログラムに取り組みます。プログラムは開会の挨拶と集会の目的についてのプレゼンテーションから始まり、私たちの考察と話し合いの舞台を整えます。宗教指導者であり教育者でもあるミエ・パーク氏のようなスピーカーから、真の共存とは何か、過去の悲劇が二度と繰り返されないようにするにはどうすればよいかを考えるよう、私たちに課題を投げかける。続いて、在日コリアンやその他の外国人との共生を目指す札幌キリスト教連合会の委員会の取り組みについて話し合う。この委員会は、多様なコミュニティ間の理解、尊重、連帯を促進するために尽力してきた。

また、この集いではオープン・ディスカッション・セッションも予定されており、参加者は今後どのように平和のために協力し続けることができるかについて、それぞれの考えやアイデアを共有することができる。このような協力的なアプローチは、ミカが語る謙虚さを反映したものである。

このイベントとそのテーマを振り返って、私は私たちの使命が教会の壁や地域社会の境界線に限定されるものではないことを再認識した。私たちの使命は、公共の場、私たちの社会を形成する会話や行動にまで及んでいるのです。公正に行動するということは、どこに不正義があろうともそれに立ち向かうということであり、憐れみを愛するということは、それが困難であっても憐れみを捧げるということであり、神とともに謙虚に歩むということは、私たちの仕事がより大きな神のご計画の一部であることを認識するということです。

この集いの準備にあたり、祈りと内省に参加してくださるようお願いします。ミカ書6章8節の呼びかけを日々の生活の中で実践しようとする私たちの心を導いてくださるよう、神に願いましょう。私たちが地域社会の平和と和解のために働くとき、公正に行動する勇気、憐れみを愛する憐れみ、そして神とともに歩む謙遜を祈り求めましょう。

このミッションへの変わらぬご協力とご支援に感謝いたします。私たちは共に、神の正義、憐れみ、平和を切実に必要とする世界の道具となるよう努力しましょう。

キリストの奉仕のうちに、

トーマス・ゲッツ

 


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